在宅介護、、とある観点から見る認知症 Q&A

認知症は心のトラブルです。心を覗けば95%のイライラは一瞬で消滅します。

亡くなった祖母のことで夜も眠れません。

ご相談69

先日祖母が亡くなりました。

一人暮らしで死の翌日知人が発見したそうです。
検死の結果、心筋梗塞だったそうです。
心筋梗塞は痛みで悶絶するとネットで
見ましたが、死に顔はとても安らかで
眠っているようでした。


私は、祖母の顔を見ても泣きませんでした。
祖母はとても気の強い性格でよく怒鳴られたり、
多感な時期に本当はおまえがいらない子
だったと言われたり、
傷つけられた記憶の方が多くて。
家族が涙してるのを見ても、
滅多に会いにいかなかったのに、
こうゆうときだけ涙を流すのは違うと
すら思ってしまいました。


祖母はおそらく認知症だったのだと思います。
気の強い祖母は病院嫌いだったので、
診断はされていませんが。

若い頃から苦労をしてきた事も要因か、
60歳をすぎる頃には
家に泥棒が入る。誰々にお金を盗まれた。
と毎日の様に言っていました。
お金にかなり執着しているようでした。
泥棒に盗られないように通帳やお金などを
隠し、自分で隠し場所が分からなくなり、
結果泥棒に盗られた!!と大騒ぎしていました。

私は学生の頃から事情があって祖母と
暮らしていましたが、
私が17歳だった頃のある朝、小銭入れを
私が盗んだと罵られ、
いい加減我慢が出来なくなり
祖母の家を飛び出しました。
その後何年も、祖母には会いませんでした。
会いたくありませんでした。
会ったらまた嫌なことを言われる。
傷つけられると思って...

それから数年後私も大人になり、
結婚して親にもなりました。
祖母にとっての曾孫です。
会わせてやりたいと思いながら、何かと理由を
つけて会いに行きませんでした。
私に子供が生まれて、会ったのはたった2回。
その時も、誰々が庭の柿を盗むなど、
人の悪口ばかりで聞くだけで
疲れてしまいました。

そして先日、突然亡くなってしまいました。
祖母の遺品整理をしていると、
隠して置き場所が分からなくなったのか
同じ物がいくつもいくつもでてきました。

遺品の中には私が出した子供の写真付き
年賀状を大切にしまってあり、
かわいいポチ袋を買ってあり、
曾孫にお年玉をくれようとしてたのかな、
と急に胸が痛くなりました。

今更後悔しても仕方がないけれど、
祖母にとっての曾孫にもっと
会わせてあげればよかった。
一人で寂しかったのだと思います。

それでも過去のことを
無かったことには出来ません。
心の中はぐちゃぐちゃです。
夜もよく眠れません。

時が経てば、このもやもやも消えるので
しょうか。
いつになれば心に折り合いはつくのでしょうか。

ご回答

今あなたが感じていることを
紙に書いてみると少し楽になるかもしれませんよ。

そして、過去の行動もあなたがその時、
最良の選択をされたのでしょうから
少しずつご自身を開放してあげてください。

時がたったら、あなたのお子様に
ご自身を強く育ててくれた祖母様が
いたことをお話してあげて下さい。

きっとどこかで祖母様も微笑んで
らっしゃると思いますよ。

 

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