在宅介護、、とある観点から見る認知症 Q&A

認知症は心のトラブルです。心を覗けば95%のイライラは一瞬で消滅します。

母を前にすると、どす黒い感情が沸き立ってきます。。

ご相談 152

 

母を前にすると、どす黒い感情が沸き立ってきます。。

 

母が苦手。。

30代女性、独身、実家から遠方で一人暮らしです。
20歳出前から徐々に母と接するのが苦痛になっています。

学生時代は反抗期なども特にありませんでしたが(それが問題なのかもしれませんが)、就職して家を出てから、急速に自分の中で母との関係が冷え始めました。

とにかく母と話やメールをするのが辛いです。親孝行と思い、普段はGWとお盆、正月には泊まりがけで帰省するようにしていますが、2日が限界です。LINEもよく来ますがまともに返信できません。
母の話す内容に、ねっとりした悪意(愚痴など)を感じ、堪らなくなってしまうのです。

身体的にも影響が出てきて、帰省時に母と同室で寝たところ、大変お恥ずかしいですが幼児期以来のおねしょをしてしまいました。(それ以来、帰省時には母と別室で寝るようにしたら改善しました。)
一人暮らしの自宅にいても、母からのLINEを読んだ後に寝た日は夢見が悪く、夜中に大声を上げて目を覚ます、ということも時々あります。

母はいわゆる毒親ではないと思います。
愛情深く、ずっと専業主婦で、家族のために自分を後回しにして尽くす、良妻賢母のお手本のような人でした。
学生時代の私は母の過干渉なところには辟易しながらも、きちんと感謝もしていたと思います。
それがなぜか今では、過去の些細なことをあげつらって、許せないと思ってしまいます。

母は私との関係について、「友達親子」のようなものに憧れています。
2人で旅行に行こう、もっと頻繁に帰省してほしい、と誘ってきますが、私はそういう関係は望んでいないのです。
母を前にするとどす黒く湧き上がる自分の汚い感情に目を向けたくないので、極力関わりを薄くしたい。
でも罪悪感から直接伝えることもできず、「仕事が忙しい」などと逃げています。
大変不謹慎ですが、コロナで帰省できない理由ができたことについては、正直少しほっとしています。
そしてそんな自分がほとほと嫌になります。

1年ほど前に、思い余って上記のようなことを泣きながら父に訴えたことがありました。
父は「お前が悩んでいたことは知らなかった」「全て自分(父)の責任」(父が無口で仕事人間で、家庭を母任せにしてきたから、ということ?)と言ってくれました。
しかし、その後状況は何も変わってはいません。
父自身も母と2人暮らしの生活に手詰まりを感じており、私や弟が帰省すると楽だと思っているようです。

4つ下の弟は、高校時代に激しい反抗期がありましたが、それが落ち着いた後は、母とは付かず離れずのいい関係を築いているように見えます。
母も弟の意思を尊重しているように感じます。
私は、するべき時に勇気を持って反抗できず、その報いでいい歳をしてまで高校生みたいな悩みを引きずっているのでしょうか。

今は両親共に健康ですが、これから介護の問題なども生じてくれば、今の精神状態のままでは、育ててもらった感謝を持って丁寧なお世話をする自信がありません。
生みの親にさえ温かな気持ちを持てない自分は、本当に心が冷たくて、人間として何か欠陥があるのだろう、だからこの先もずっと幸せになれないんだなぁと、暗澹とした気持ちになります。

今後の、母との関係性について、アドバイスをいただければと思います。よろしくお願いします。

 

ご返信

 

早速ですが、回答差し上げます。


本当は、どこかでお母様に甘えたい、
もしくは自分自身を
もっと見て欲しいんではないでしょうか?

甘えたい時期に甘えきれなかった、
今更、甘えにくい、
であなたの中で甘えるという行為を
凍結させてしまっているようにみえます。

それがゆえ、感情にゆがみがでてきて、
不可解な感情が出てきているのでは?って、
私は思ってしまいます。

お母様は、もっとあなたを見たい、そして
あなたに甘えて欲しいと思っていると思いますよ。
感情表現がもしかしたら下手なのかもしれません、
なので、あなたにうまく表現できず、愚痴っぽく
なるのではないでしょうか。

私の話が参考になるのであれば、
思い切って、
今のあなたの感情をお母様に
ぶつけて、思いっきり甘えてください。

何もかもぶつけてください。
もう、あなた自身の感情を隠す必要は
ないですよ。

お母様も心の中ではそうして欲しいと
思っていると思いますよ。

そして、必ず、お母様は受け止めてくれ、
あなたを愛してくれるはずです。

今まで押し殺してきた感情なので
出すには勇気がいるかもしれませんが、
あなたのお母様を信じてそして、
あなた自身を信じてあげてください。

少しでも参考になれば幸いです。