人殺しの依頼がきました。
「親を殺してくれませんか。」
冗談ではなく本当に私のメールボックスへ
きた殺人依頼です。
メールのタイトルを見た時はゾクっとしました。
スパムメールだろうか、同業者からの嫌がらせなのか、、
はたまた友達の悪い冗談なのだろうか。。
ウイルスに感染するよりも怖い、
なにか怨念のような黒いエネルギーを一瞬感じました。
そこにはご相談者様からの悲痛の叫びが
句読点もなくぎっしり書かれていました。
そうか、それほど、誰にも相談できず、
苦しまれていたのか、、
そう思うと、
胸が苦しくなる自分がいました。
私のプログラムでもお話しているのですが、
認知症の方との関わり方でもっとも
意識した方がよいことは、、
「相手の気持ちに入ること」
多くの人にとって、この相手の立場になることが
非常に難しいのでしょうか、、
多分そうではないと思います。
認知症でない方との接し方においては
それなりに、多くの方がそういう人との関わり方
をされているように思えます。
しかしながら、認知症、、となると
うまくその人の気持ちを考えることができません。
(エラそうに書いている私もつい数年前までは、
認知症になったのか、、それは、根気がいるかもな、、
そういうスタンスをとっていました。)
恐らく背景には、
認知症=人ではない=何を話しても無駄だ、、
と無意識に多くの人は思っているのではないでしょうか。
そう。そういう誰かの間違った洗脳のせいで、
どこか、その人を人として関わっていけない、
どこか、その人との関係をあきらめてしまっている、
状態になっていると思うんです。
なので、
あなたがこの間違ったすりこみを根こそぎ取り除き、
認知症の方を本当に一人の人として、リスペクト
し関わっていけるようなホンモノの知識と情報を
手に入れることが重要になってくると思います。
あなたが、その人に暴力や暴言、イライラをぶつけ前に
あなたが正しい選択をされることを願っています。